平成28年度 ふじ少年少女芸術劇場 小学校学校コンサート
平成28年10月に開催された「ふじ少年少女芸術劇場 小学校学校コンサート アフリカン・オールスターによる☆アフリカ体験ふれあいコンサート☆」の様子をご紹介します。
このコンサートは、10月に5日間をかけて市内の公立小学校で出張コンサートを行い、ロゼシアターに来なくても文化芸術に触れあえる機会を提供している事業です。
今年出向いた小学校は9校。
4日 今泉小学校
6日 富士見台小学校、吉永第一小学校
20日 吉原小学校、東小学校
25日 須津小学校、元吉原小学校
26日 伝法小学校、原田小学校
公演数は合計13回にも及びました。
このコンサートは3年をかけて、市内の全公立小学校27校で開催されます。
今年のアーティストはアフリカン・オールスターズ。
※写真左から、ジャンポール(ヴォーカル・ベース)・ウインターホーク(パーカッション)・BBモフラン(ヴォーカル・キーボード・パーカッション)・ダウディ(ギター・パーカッション)・マリ(司会・コーラス・パーカッション)
日本にアフリカ音楽を広めた第一人者であるBBモフランを中心として集結した、パワーに満ち溢れた参加型のアフリカプロデュースバンドです。リーダーのモフランは劇団四季ミュージカル「ライオン・キング」で初代パーカッショニストを務めた方で、コンサートでもその曲を披露してくださいました。
現代の日本の音楽シーンはもとより、世界中のミュージシャンに強く影響を与え続けているアフリカンミュージック。
参加した子ども達は、ほとんどが「アフリカ音楽ってどういう音楽?」といったように、初めてこの音楽に触れる状態です。
しかし、コンサートが始まると最初から歓声があがりました。
メンバーがステージではなく、客席エリアから登場!
次から次に様々な場所から現れる演出に、子どもたちも会場中を探し回っていました。
メンバーが一同に集まり、オープニングの流れからアップテンポな曲で会場を盛り上げます。
コンサートと聞くと、静かにおとなしく行儀よく・・・なんて思い込んでいる子達も多いですが、今回は元気よく、盛り上がって参加するコンサート。メンバーも体全部を使って盛り上がるように会場全体に伝えていきます。
トークコーナーでは日本に来てびっくりした話や、アフリカの楽器の紹介。
※写真の楽器はドゥンドゥン。日本の和太鼓に似ていますが、打面の革部分の毛を剃っていないため様々な模様がついています。
世界地図を使って、アフリカがどこにあるのか、どんな場所なのかの紹介もしました。
ダンスコーナーでは子どもたちと一緒にアフリカンダンス!
会場の盛り上がりも最高潮に達しました!
子ども達もコンサートが終わった後は、アフリカについて興味深々!先生達にアフリカについて色々質問してきたそうです。
アフリカと一口に言っても様々な地域があります。
東アフリカの“野生の王国サバンナ”のような力強さを持ち、中央アフリカの“熱帯雨林(ジャングル)”に代表される豊かな自然と“神秘的文化”を魂を込めて表現し、西アフリカの“サハラ砂漠”と“美しい海”のコントラストを鮮明にかもし出す・・・そんなアフリカの各地域の特色を融合し、ステージいっぱいに繰り広げるとてもハッピーでスペシャルなコンサートでした!
アフリカン・オールスターズは、来年にはまた別の学校で子ども達にこの力強いステージを披露します。
もしかしたら来年の今頃、富士市の子ども達の間でアフリカが話題にあがっているかもしれませんね。
※10月6日(木)富士ニュースに記事が掲載されました。