平成29年度 第6回ロゼ富士山こども将棋大会 大会レポート

2018年1月8日、「第6回ロゼ富士山こども将棋大会」が開催され、小さな棋士達が熱戦を繰り広げました。

この大会は2013年に「第71期名人戦七番勝負」の第2局が開かれた際、記念のプレイベントとして初開催されて以来、恒例の催しとなりました。今年は小学校3年生以下の部・小学校4~6年生の部に32名ずつの合計64名が熱戦を繰り広げました。

開会式では、本大会の大会長を務める青島篤男氏(日本将棋連盟静岡県支部連合会会長)から「ロゼ富士山こども将棋大会は強豪がそろうレベルの高い大会として定着している。自分で負けを認めるという厳しい世界の競技を通じて、礼儀作法の大切さを学んでほしい」と激励の言葉をいただきました。

大会は予選と決勝トーナメントに分かれて行われます。

予選は4人1グループで行い、各グループの中から上位2名が決勝トーナメントに進みます。

審判は、日本将棋連盟吉原支部・富士宮支部、富士市役所将棋部の皆様にご協力いただきました。

 

開会式が終わると、いよいよ予選開始。

どの子ども達も真剣なまなざしを盤上に注ぎました。

残念ながら敗退してしまった子ども達も、今大会の審判長であり富士市内在住のプロ棋士中尾敏之・五段による指導対局で、有効な駒の動かし方や戦法などを学んでいました。

また会場内には全国でも高い評価を得ている富士駒の会による将棋駒の展示と実演、そして保護者の方々にも大人気の駒作り体験コーナーも併催され、賑わいを見せました。

 

決勝トーナメント2回戦までは同会場で行われますが、準決勝・決勝は会場がロゼシアター和室へと移ります。

会場から見える富士山も子ども達を見守るようです。

 

この和室は、実際に第71回将棋名人戦第2局が行われた場所。

今までとはまた一味違う張り詰めた場の空気とも戦いながら、小さな棋士達は熱戦を繰り広げました。

【小学3年生以下の部】 参加者32人

優 勝 中村 知洋(なかむら ちひろ) 函南町立西小学校 3年

準優勝 山中 健輔(やまなか けんすけ) 静岡市立清水高部東小学校 3年

第3位 辻 廉人(つじ れんと) 静岡市立清水岡小学校 3年

第3位 泉 京佑(いずみ けいすけ) 富士市立富士第一小学校 2年

【小学4~6年生の部】参加者32人

優 勝 紅林 華成(くればやし かせい) 静岡市立葵小学校 5年

準優勝 佐々木 香歩(ささき かほ) 沼津市立今沢小学校 5年

第3位 縄田 泰輝(なわた ひろき) 静岡市立安東小学校 5年

第3位 村田 葵(むらた あおい) 静岡市立宮竹小学校 6年

 

各部の優勝者には、「富士駒の会」さんより手作りの駒一式が贈呈されました。

 

近年藤井聡太四段や羽生善治竜王の活躍により、ますます注目を浴びる将棋界。

これからも将棋を楽しみ、技術を研鑽し、より「将棋」という文化を盛り上げてくれることを期待しています。

【協力】

日本将棋連盟吉原支部・富士宮支部

富士市役所将棋部

富士駒の会

【後援】
静岡県、富士市

富士ニュース社、岳南朝日新聞社

朝日新聞静岡総局、静岡新聞社・静岡放送、毎日新聞沼津支局、読売新聞静岡支局

日本将棋連盟静岡県支部連合会

【協賛】

弘容電機株式会社