平成25年度 にちぶにマナぶ!日本舞踊ワークショップ Report!
11月10日におこなわれたのは、日本舞踊を体験するワークショップです!
近年は、体育の授業でも取り上げられている「ダンス」。
しかしながら、日本の「ダンス」については、あまり広く知られていないのが現状です。
そんな中、日本舞踊をもっと多くの方に知っていただきたい、見ていただきたいという
“熱い思いを抱いた男たち”が集まりました。それが「弧の会」です。
12月に実施される「コノカイズム」公演に先立ち、小学生を対象とした体験ワークショップを実施しました。
その様子をご紹介いたします。 😮
今回の講師は、12月の公演に出演する弧の会のメンバー、
西川大樹さん、藤間仁凰さん、猿若清三郎さん、若柳里次朗さんの4名です。
皆さん、ロゼシアターに到着した時のお姿はごくごく普通のお兄さん。
けれども、ワークショップが始まる時には、ぴっしりとした凛々しい和装に変身!
特別な動きをしていなくても、佇まいがどことなく美しい。さすがです。
今回は、まったく日本舞踊に触れたことのないお子様が気軽に参加できるよう、
応募条件としてワークショップ中に着る稽古着をロゼシアターが用意し、
参加者は足袋、または白靴下さえあればO.K.という条件でした。
そのため、講師の先生方が公益社団法人 日本舞踊協会の御協力のもと、
参加者の浴衣を用意してくださいました。
いよいよお稽古が始まります。
まず最初は正座をして、「お願いします。」の
きれいな挨拶から。
けれども現代の日本人は、
着物を着慣れていないですよね。
立ち姿から、着物姿でのきれいな座り方って、
意外とできていないのです。
「いつものおうちの居間で、テレビを見る時に
どう座る?」という
先生のわかりやすい対比で、
着物姿でのきれいな座り方を全員でやってみます。
そして歩き方。
踊りの必須アイテム、扇。
この扱いひとつで、所作の美しさが際立ちます。
初めて扇を持つ子どもは、なかなか上手くひらけず、四苦八苦。
先生のお手本をみながらがんばっていました。
ちなみにこの日は、ケーブルテレビさんが取材に
来てくださいました! 😀
扇を開いたら、次は持ち方。
「ひらきもち」と「にぎりもち」を教えてもらいました。
上手くできるかな??
さて。この日の最終目的は、
1曲踊れるようになること!
先生方が選んだ演目は、3分弱の「元禄花見踊」。
みんな真剣な表情です!
どうですが?みんな様になっているでしょう!!
子どもたちの集中力に驚いたのは、お母さんたち。うれしい驚きです 🙂
最後はお母さんたちが観客となって、
本日の成果発表です。
見事な出来栄えに、大きな拍手!!
本日の体験ワークショップはこれにて無事終了。
初めて日本舞踊を体験した子どもたちも、約90分をとても集中してお稽古を受けていました。
初めての体験、普段とは違う体の動かし方、そして雰囲気。
これらは子どもたちの興味をしっかりとひきつけていたようです。
大人が思うより、子どもたちの知らないものへの好奇心は強いのではないかと
思える一日となりました。
日本舞踊に限らず、日本の古典芸能をただ難しいもの、わからないものと思わず、
まずは飛び込んで体験していただくことで、その世界を感じてもらえればと思います。
12月21日には、弧の会が日本舞踊の可能性を皆様にお届けいたします。
講師の4名の先生方も、もちろん舞台に立ちます。
学生券もご用意しておりますので、是非親子でご鑑賞くださいませ!!
皆様のご来場をお待ちしております! 😀
★おまけショット★
西川大樹さんがケーブルテレビさんの
インタビューを受けました!
この様子はワークショップの翌日、
夕方のニュースで放送されました! 😉