平成28年度 ニューヨーク・ゴスペル・ブラザーズ
クリスマスまで一週間余りとなった12月17日。
一足早くプレゼントを届けに、最高のゴスペル・カルテットがロゼシアターにやってきました。
今回は「ニューヨーク・ゴスペル・ブラザーズ」の公演の様子をお届けします。
このカルテットは、ブロードウェイ・ミュージカル「ガーシュウィン:ポーギーとべス」のクラウン役でトニー賞ベスト・ミュージカル・アクターにノミネートされた実力派シンガー、フィリップ・ボイキンを中心としたカルテットです。
(写真左からケニー・M・グリーン、フィリップ・ボイキン、マーリン・モンロー・ウィリフォード、ゲイリー・ミッチェルJr)
公演の監修は、「ビッグ・リバー」「エイント・ミスビヘイブン」「ウィズ」「カラー・パープル」など数々の著名なブロードウェイ・ミュージカル制作にかかわる伝説の重鎮ディレクター、リンダ・トゥワインが務め、編曲をブライアン・ウィテッド、振り付けをウォルター・ルートレッジが担当しました。
ステージではピアノとアカペラ中心というシンプルな構成ながらも、時には力強く、時には美しいハーモニーが織り交ぜられ、会場はその圧倒的歌唱力に酔いしれました。
そして、今公演の特別企画。
総勢121名の“ロゼ・ゴスペルクワイア2016”との共演です!
“ロゼ・ゴスペルクワイア2016”とは、ニューヨーク・ゴスペル・ブラザーズと共演するために集まった、下は4才から上は80才までの一般市民の皆さんです。本番に向けて3回のワークショップを行い、ゴスペルの名曲「ジーザス・オン・ザ・メインライン」と「オー・ハッピー・デイ」の2曲をステージで歌いあげました。
参加者にはゴスペルの経験がある方から、まったく未経験の方まで様々なメンバーが集まり、ゴスペル指導に定評のあるETSUKO先生を迎え、ロゼシアターのリハーサル室で練習を重ねました。
本番の直前までは、中ホールホワイエロビーで最終練習。
この後に舞台上での最終リハーサルを控え、皆さん緊張気味です。
そしていよいよ、ニューヨーク・ゴスペルブラザーズとの初対面。
メンバーは参加者の緊張を解こうと気さくに、そして情熱的に歌のポイントや本番の動きを伝えていました。
そして本番を迎え、公演はもちろん大成功!
舞台上にはメンバーと参加者の笑顔が溢れました。
以前からゴスペルのワークショップを望む声が多かったことから実現したこの公演。
今回のように“参加する”という公演も、また皆さんにお届けしていきたいと思います。
※12月6日の富士ニュースに記事が掲載されました。