平成28年度 ロゼ富士山こども将棋大会2017
将棋が大好きな子や未来の棋士を夢見る子達が県内外から集まり、ロゼシアターに一堂に会した2017年1月9日。
今年で5回目となる「ロゼ富士山こども将棋大会」が開催され、日本の伝統文化「将棋」に親しみました。
この大会は2013年に「第71期名人戦七番勝負」の第2局が開かれた際、記念のプレイベントとして初開催されて以来、恒例の催しとなりました。今年は<小学校3年生以下の部>に31人、<小学校4~6年生の部>に29人が熱戦を繰り広げました。
初参加に緊張する子、対局を今か今かと待ちわびる子、今年で最後の出場となり意気込む子など、子ども達の様子は様々です。
開会式では、本大会の大会長を務める青島篤男氏(日本将棋連盟静岡県支部連合会会長)から「将棋を通して立派な人間に成長するように願っている。優勝を目指して頑張ってもらうと同時に、あいさつや片付けをしっかりと行い、礼儀作法を学んでほしい」と激励の言葉をいただきました。
大会は予選と決勝トーナメントに分かれて行われます。
予選は4人1グループで行い、各グループの中から上位2名が決勝トーナメントに進みます。
審判を務めるのはボランティアの方々で、日本将棋連盟吉原支部・富士宮支部、富士市役所将棋部の皆様にご協力いただきました。
開会式が終わると、いよいよ予選開始。
どの子ども達も表情が一変します。
残念ながら敗退してしまった子ども達も、今大会の審判長であり富士市内在住のプロ棋士中尾敏之・五段による指導対局で、有効な駒の動かし方や戦法などを学んでいました。
また会場内には富士駒の会による将棋駒の展示と実演、そして保護者の方々にも大人気の駒作り体験コーナーも併催され、賑わいを見せました。
決勝トーナメント2回戦までは同会場で行われますが、準決勝・決勝は会場がロゼシアター和室へと移ります。
会場から見える富士山も子ども達を見守るようです。
この和室は、実際に第71回将棋名人戦第2局が行われた場所。
今までとはまた一味違う場の空気とも戦いながら、小さな棋士達は熱戦を繰り広げました。
【小学3年生以下の部】 参加者31人
優 勝 白木 大輔 (愛知県豊橋市立幸小学校 3年)
準優勝 辻 廉人 (静岡市立清水岡小学校 2年)
第3位 小宮山 祥斗(静岡市立清水飯田東小学校 3年)
第3位 山中 健輔 (静岡市立清水高部小学校 2年)
【小学4~6年生の部】参加者29人
優 勝 丹羽 俊尊(静岡私立サレジオ小学校 5年)
準優勝 永井 伶旺(浜松市立内野小学校 6年)
第3位 北 大生(富士市立中央小学校 6年)
第3位 佐々木 香歩(沼津市立今沢小学校 4年)
各部の優勝者には、「富士駒の会」さんより手作りの駒一式が贈呈されました。
昨年12月、現役最年長棋士の加藤一二三・九段(76)を史上最年少でプロ棋士となった藤井聡太・四段(14)が破ったというニュースが話題となりました。
今大会の参加者達は最年長でも12歳。
もしかしたら近い将来、この「ロゼ富士山こども将棋大会」から世間を賑わす子ども達が現れるかもしれませんね。
【協力】
日本将棋連盟吉原支部・富士宮支部
富士市役所将棋部
富士駒の会
【後援】
静岡県、富士市教育委員会
富士ニュース社、岳南朝日新聞社
朝日新聞静岡総局、静岡新聞社・静岡放送、毎日新聞沼津支局
日本将棋連盟静岡県支部連合会
【協賛】
弘容電機株式会社
※1月11日(水)の富士ニュースに記事が掲載されました。