平成30年度 シエナ・ウインド・オーケストラとの事業提携に関する協定締結式 レポート
平成30年4月24日(火)、ロゼシアターを運営する公益財団法人富士市文化振興財団、ロゼシアターの設置者である富士市、そして全国区でも活躍中のシエナ・ウインド・オーケストラとの事業提携に関する協定が締結されました。
この協定のきっかけは、財団が主催する「中学生招待コンサート」の演奏団体が平成28年度からシエナ・ウインド・オーケストラになったことでした。中学生には身近な吹奏楽を、招待コンサート以外でも活用できないかと道を模索し始め、平成29年度には中高生を対象にした吹奏楽アンサンブルワークショップも開催しました。そういった経験を踏まえ、今後も継続的かつ多角的なプログラムを展開する手段として、シエナが全国各地でも積極的に進めている事業提携を結ぶこととなったのです。
協定式では小長井義正富士市長より、富士市の文化・芸術活動のより一層の発展への想いが伝えられ、シエナ・ウインド・オーケストラの高澤芳郎事務局長からは「富士山の裾野のような拡がりを音楽で見せていきたい」との決意表明がありました。また丸茂湛祥財団理事長も「観る・聞くなどの普及だけではなく、自分で演奏するなどの育成にも力を入れていきたい」と、今後の活動についてのビジョンが語られました。
式の最後には、シエナ・ウインド・オーケストラの西田紀子楽団員が奏でるフルート演奏を皆が堪能し、協定式は無事終了となりました。
今回締結した協定により、今後も富士市の子ども達、そして富士市民全体へと向けた企画も多く生まれていくことになるでしょう。
その第一弾として、この協定のきっかけとなった「中学生招待コンサート」が6月12日(火)に開催されます。このコンサートは富士市の公立中学2年生をロゼシアターへと招待して、良質な音楽を鑑賞する機会を提供するコンサートです。このコンサートの空席を利用して、一般の皆様へ安価でチケットをご案内いたします。
さらに12月18日(火)には、首席指揮者である佐渡裕氏を迎えた演奏会も開催いたします。
興味がある方は、ぜひ下記のリンクもご覧ください。
12月18日(火)ロゼシアター開館25周年記念 バーンスタイン生誕100周年記念 佐渡裕指揮 シエナ・ウインド・オーケストラ演奏会2018
【シエナ・ウインド・オーケストラとは?】
シエナ・ウインド・オーケストラは1990年に結成されたプロフェッショナルの吹奏楽団。2002年から佐渡裕氏を首席指揮者とし、青島広志氏、宮川彬良氏などの指揮者を客演に迎え、現在は文京シビックホールを拠点に演奏活動をしています。青少年育成事業への取り組みにも熱心で、小編成でのコンサートや管楽器クリニックなどを積極的に行い、現在は各地で4件の事業提携協定を締結しています。
①文京区・公益財団法人文京アカデミー(文京シビックホール指定管理者)
②学校法人尚美学園
③上越教育大学・NKSコーポレーション(上越市文化会館指定管理者)
④名古屋音楽大学